テレビショッピングや特保食品のCMとかで「コレステロールが気になる方へ!」といった健康食品の売り文句、ご存じですよね。悪玉コレステロールを減らすとか、効能をアピールしていましたが、その効能に終止符が打たれました。肥満大国アメリカが、コレステロールは取り放題宣言をしたからです。
アメリカ政府の「食生活ガイドライン諮問委員会」は2015年2月に発表した2015年報告書で「コレステロールの摂取制限は必要ない」としました。肥満を撲滅し、医療費の削減をしたいアメリカが、肥満に関する疑わしい情報を発信するとは考えにくく、非常に信憑性の高い情報です。
つまり、口から入るコレステロールと血管に悪影響を及ぼすコレステロールとの因果関係はない、ということです。これまで動物性脂肪は悪玉コレステロールが多く体に悪いと、バター×マーガリン○という図式を刷り込まれてきました。逆に昨今では、マーガリンやショートニングの危険性が指摘されるようになりました。
フロンガスが突然オゾン層を大量破壊することが判明したり、豊胸手術で人体に無害とされてきたシリコンが、実は多大なる発がん性ありと判明したり、人類というか科学というか、理論と試験と追試による国際的な確証がひっくり返るってことはよくあることです。
メタボリックシンドロームという言葉がメディアを賑わせた後に、内臓脂肪と寿命や成人病の因果関係は不明なまま、日本でメタボ検診が2008年義務化されました。いい、わるい、はさておいて、ネットの情報だろうと書籍、論文であろうと情報は自ら取捨選択しなければなりません。
コレステロールが気になる人に、体内コレステロールを減らす健康食品を製造販売している主体のインセンティブは「利益獲得」であって「人々の健康」は二の次のはずです。健康食品としての検証にて効能を確信したのかもしれません。それでも、消費者は情報を吟味し取捨選択しなければなりません。
我が家では依然から、マーガリンは胸やけがするので、コレステロールは無視してバター派でしたが、今回見事にそれは正しい選択だったようです。今日から、コレステロールの免罪符を得たので、バター、霜降りステーキ、デザートには生クリームたっぷりスイーツでOK!イェーイ!でもカロリーが・・・。無責任だけど、高カロリーであってもタンパク質や脂質では太らないと思う。削減すべきは炭水化物。それも粉砕されている粉系ね。ライスミルクってのもかなり怪しいと思います。あくまでも、「私はね」ですので、自己責任で。
コメントをお書きください